些細なきっかけ。
わたしは歴史小説を読むのが好きなのですが
昔からずっと本が好きだったわけでも
歴史が得意なわけでもありません。
読書も歴史も好きな時期もありましたが
特に本は親から
『漫画でもいいから読んで…』
と、懇願されるくらい読まない時期もありました。
読書ブームが再加熱したのは
コロナが始まる直前でしょうか。
個人的にも何年周期かに起こるようなことが
そのあたりから始まっていたので
やはりあの世界中が味わった数年は
とんでもない変化のタイミングだったような
気がしています。
待ち時間を潰そうと
フラッと入った小さな本やさん。
時間だけはたっぷりあったので
普段見ない所を端から端まで見ていこうと
まず足を向けたのが時代小説のコーナー。
そこで表紙のデザインの格好良さに目が留まった
一冊の本がありました。
墨龍賦(ぼくりゅうふ) 葉室麟
今となってはこの一冊がすべての始まりでした。
たかが本。
と思えばそうかもしれませんが、
何事もきっかけやご縁、出会いというのは
そんなに気を張っていないふとしたタイミングで
起こったことを拾うか拾わないか。
そんな気がします。
今のわたしにとって
心の支えや励みというのは
古を生きた人の言葉であることが多く
ある意味で読書は一方通行なので
こちらの好意で友人としたり尊敬したり…と
しているためか
ここ数年で良き友人がたくさん増えたような
気がしています。
今年はまた新しい流れをひしひしと感じています。
また新たな出会いを見落とさないように
新たな自分にも会えるのを楽しみにしています。
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