西洋東洋。
7〜8年前
5分も立っているのが難しいほど腰痛が悪化し
内地の病院に行ったことがありました。
それも軽症と思えるくらいの出来事が
家族全員に起こっていたので
そんな状態でも私は元気なうちでした。
MRIの結果を見ながら病院の先生は
『30代でこんな腰はあり得ない。
これはもう60代の腰ですよ。
よくここまで酷使されましたね。
手術しないと治りませんから
早めに日程を決めることをおすすめします』
なにをするにも耐えがたい日常でしたので
やっぱりそうなのかと思いました。
その病院は昔からあるので古いのですが
スポーツ選手も来たりする病院で
設備がしっかりしていました。
診察の後リハビリの棟に行って
日頃のケアを指導してもらうことになりました。
もともと幼少期から長距離をやっていて
成長期の無理がたたり中学生の頃は
腰の痛み止めの注射を打って試合に出たり。
その頃から
マッサージ、電気、鍼、灸はずっとやっていて
その頃から先生に
『もう手遅れです』と言われていたので
なにをやっても無駄だろうという思いでした。
リハビリの先生はカルテを見て
身体をみるための決まった動きをさせて
ひと通り確認してから言いました。
『手術はしなくていいですよ。
西洋の考え方だとすぐそうなるんですよね。
東洋はちゃんとやれば自力である程度回復できるとこまでいけます。
…運動されてましたよね?
この筋肉のつき方は正しい人にちゃんと指導してもらえてたらオリンピックいけるくらいの素質がありますよ』
いろいろキョトンとしましたが
私が受け取ったメッセージとしては
『オリンピック行ける素質があるから地道にリハビリすれば良くなるよ』
というとてもポジティブな解釈。
西洋東洋医学のどちらが良い悪いではありませんが
選ぶのは自分なのです。
結局
そのとてもポジティブな考え方にパチンッと
切り替わったおかげで
完治!とはいきませんが特に改めて病院に行くこともなくみるみる良くなりました。
あの時リハビリ棟に行かずに帰っていたら
どうなっていたのだろうと思います。
同じような症状を経験したことがある友人は
あり得ない。と不思議がっていました。
近頃は情報がたくさん溢れているので
みんながそう言うならそうする。
と流されることも多いと思います。
ただ、みんながいいと言うから。
先生がそうしたほうがいいと言うから。
という理由だけで
自分の身体に影響が及ぶことは簡単に決めない方が
いいような気がします。
自分になにか起こっても
誰も責任を取ってくれません。
なにか違和感があるときは
特に慎重になってみてください。
自分を守れるのは自分自身なのです。
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