【未知との遭遇】

ある日、夕飯を食べていつものように
夫婦でテレビを見ていた。


ふとした瞬間に
何とも言えない違和感を天井に感じ
自然と視線がテレビから外れた。


その違和感とほぼ同時に
テレビとは逆側の天井から
お盆くらいのサイズで
7,8センチくらいの厚みのある
半透明でグレーと青と緑が混ざったような
言葉には言い表せない
この世にはない色彩をまとった
ドローンのような蜘蛛のようなモノが突然現れ
ゆっくりと降りてきた。


とはいえ
蜘蛛の糸も見当たらなければドローンでもない。
テレビでみるCGみたいな合成みたいな映像が
間違いなく目の前にあるのだ。


各々が目の前の状況をイマイチ呑み込めず
茫然とその物体の降下をただただ見つめながらも

"これは所謂未確認生物である"

ということはどこか無意識のうちに感じていた。


直下に降りてくるのではなく
小刻みに左右にも揺れながら。


怖さとかではなく
ちょっと触ってみたい。あわよくば捕まえたい。
という欲望にかられ
腰かけていた椅子から立ち上がつて
手を伸ばそうと一歩足を踏み出したが
信じられないことに
ふたりとも
動きが完全にスローモーションのスピードでしか
動けないのだ。


これは一体!!!!!


と思いながらも3歩ほど前に行けばいい距離に
一体どれくらい時間をかけたのかわからないくらいの時間を要し
ようやく手の届く位置に来たので
勢いよくそのモノの上から
力を込めて手を振り下ろすと
またCGのような合成映像のように
振りかぶった手は
見事に物体をスカッと通り抜けてしまった。


これは普通ではない!!!!!


再度挑戦する時も、動きは常にスローモーション。
だが次は、手に少しかすめた感覚があり
その物体は床に落ちる寸前にフッと姿を消した。


それから二人で一生懸命探したが
それはどこにもいなかった。


消えたのと同時に
スローモーションの呪縛からも解消されていた。


一体この一連の流れは正味何分だったのだろうか…。
よくわからない無言の余韻感じ切ったところで


『今のさぁーーー!!!!!』


と、堰を切ったように2人ともようやく声を出すことが出来た。







島にいる不思議な人にいろんな説を聞かせてもらったが、まずはこの話をして

「うそでしょ~?」

という人がひとりもいないこの島って
素晴らしいと思った。


不思議がいっぱいのこの島ではこれくらいのことは当たり前にあってもおかしくないようだ。


とりあえず、その日の日記には


〚未知との遭遇〛と書き記した。


でもこの一件から
夫婦共々何かがワンアップしたのは確かである。


そんな偽話のような不思議な話。

石垣島の色彩数秘術

石垣島の abi です。 癒しのエネルギーと 大自然に囲まれた石垣島で 色彩数秘術とリーディングを 行なっています。 ・本来の自分に気が付く解説書 ・お名前に込められたメッセージを お伝えする書 ・必要なエネルギーで組みあげる オーダーメイドブレスレット ★島内対面セッションなど お気軽にお問い合わせください。 自分を理解することで 自分らしくいられるよう そのお手伝いが出来れば幸いです。

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